スズキアンナ日報

スズキアンナが日常的にふわっと思ったことを書き連ねただけのどうでもいいようでどうでもよくないブログです。

つれづれなるままに、

会う人も、会わない人も、みなさんお元気ですか。

わたしは元気です。今日は丸一日寝てました。

 

最近めっきり会わなくなった人も、お元気ですか、お変わりないですか。何してますか。

わたしは1週間ほど、風邪を長引かせています。

 

「最近は何してるの?」と聞かれます。

最近は毎日しっかり大学に行くようにしています。

国際関係史の授業で先生が、大学の講義は1コマ5000円ほどするって言ってました。

5000円以上の価値を生み出せるように、最近は授業を受けています。

メディアのこと、文化のこと、デザインのこと、アートのこと、歴史のこと、などなど勉強しています。面白いですよ。

 

よく写真を撮ります。その日見たものや、「気持ち悪い」と感じたものや、素敵な空や、周りにいる人を撮ります。

歴史や哲学を勉強しています。先人の知恵ほど目から鱗なものはありません。本を読んで、学んだり、その日考えてる事とかを友達に共有するなどしています。

 

一時期は「頭でっかち」って言われていた事があります。確かに経験はとても大事だけど、知識や知恵は侮れません。確かに人ほど、経験していません、いつもわたしの妄想の中にあります。でも、それでもいいのかも知れません。

 

変わりたくて仕方がない時があります。だけど気持ちだけではどうにもならない。だからって「結果出したい!」みたいな気持ちがめちゃくちゃある訳でもありません。それでもいいのかも知れません。

 

この歳になって、自分にできる範囲とできない範囲が、少しずつ分かってくるようになりました。決して諦めたい訳ではなくて、「自分にできる事」が明確になりつつあるんだと思います。

「気合いで乗り切る!」みたいなバイブスも以前ほどのものではなくなりました。体力の問題かな、と思います。

 

少しずつ、子供から大人にシフトしているのかも知れません。行動も振る舞いもまだまだ子供らしさが残っておりますが。

 

人に頼る事も全く出来ないし、自分のバイブスに左右されすぎて転ぶ事もあります。

楽しいことも多いですが、バイブスの至らなさ故に気だるく感じることもあります。それはそれでいいもんです。

 

最近は毎日ゆったり生きています。授業受けて写真撮ってバイト行く以外は、基本何もしていません。

しばらくはそれでいいかなって、思うのです。

 

デザイナーになりたいです。デザインとはいえ、いろんな種類がありますけど。その話はまた今度にしようかなと思います。

 

そういえば、好きな写真だけをアップしたり、自分が何かを表現したい時のSNSアカウントを作っています。

 

Instagramは https://www.instagram.com/_anphotograph_/

tumblrは https://anna-ib2u.tumblr.com

です。

 

季節の変わり目です。みなさんお体にはお気をつけて。

いつもよく会う人は、また会いましょう。

最近会わない人も、またどこかで会う日まで。

元気でやってます。

 

 

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スズキMeetsミュシャ

ミュシャに会った。

 

2017年9月24日、ミュシャに会った。

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滋賀県は佐川美術館。この日までが会期のアルフォンス・ミュシャ展に行った。美術館やら博物館が大好きな祖母と両親と朝一番に車で直行した感じである。

 

「早起きは三文の徳」ということわざがあるけれど、朝一番にすることは何だって気持ちいいのが定番である。ちなみに今回は会期の最終日だったから、混む前に自分の好きなように巡ることができた。

 

ミュシャの絵は本当に繊細だった。ミュシャは女の子に相当モテたんじゃないかと思う。

わたしだって恋に落ちそうだった。

デッサンが細かくて技術が高いだけでなく、華やかさとバランスの良さがもう、本当に素敵だったのである。現に、彼は「アール・ヌーヴォー」(新しい芸術)という流れを代表する画家の一人であった。花や植物をモチーフや流れるような曲線が特徴。ああ、ミュシャは素敵だった。

 

そして彼は、生粋のデザイナー。

彼がデザインしたポスターの色彩といい、雰囲気に合わせたフォントの描き方といい、何から何までどストライクだった。

(ミュージカルなどの)商業用のポスターは、いかに人々に幸福感を与え経済活動に繋げるのかということが大切にされていた。が、

ミュシャは、そこにアートとしての価値を与えたんだと思う。彼のデザインは、人々の暮らしをなんとなく、さりげなく、彩る存在だったんだって思う。

 

デザイナーに必要なものってなんなんだろう??って考えたのだが、本当に必要なものは、歴史と哲学を学ぶことなんじゃないかと思う。そして、祖国愛も大切だと思う。(発想力は大事。もちろんのこと。)

歴史を語るときに出てくる有名な人たちは、その時の社会をデザインしてきた人たちだと思うし、哲学者は、頭や心の中にあるものをカタチにする表現者だと思う。

ミュシャは、祖国のことをすごく大切にする人だった。拠点だったパリから、アメリカに活動範囲を広げ、めちゃくちゃお金を稼いだ彼は、母国に帰って、スラヴ民族への思いを絵にしていた。

母国が独立した際には、ほとんど無償で、国の軍の服だとかのデザインをしたらしい。

 

わたしも、歴史とか哲学を、もっと勉強しようと思う。未来に繋げるためにこそ、知りたいと思う。

 

 

美術館に行った後は、滋賀を堪能した。黄昏時に乗ったミシガン号からは、夕日に照らされた琵琶湖が素敵で、風が透明だった。

 

最後に、ミュシャ座右の銘を。

「私は芸術のための芸術を作るよりも、大衆のための絵の制作者になりたい。」

 

いい男、ミュシャ

 

 

 

 

透明の風が吹く頃に

なんなんでしょう、いかにもフォトジェニックな感じ。

この時期になると「あ、夏と秋の間だなあ〜」って感じるようになります。なぜなら

風が透明になるから、です。

「は?」って感じだと思うんですけど。わたしは一年の中でこの時期が一番好きです。

今日は8月の終わり。今日みたいな日だからこそ、読んでいただきたいブログです。

 

風が透明になる、とは

夏の風ってとにかく熱くて、勢いがあって、色々なものを巻き込んでいくイメージがあるんです。

一方で秋の風って本当に涼しくて、冬に向かって少しずつ色を失っていく、じゃないですか。

風が透明になるのは、ちょうど夏と秋の間、色んなものを巻き込んでいた風がリセットされて、少しずつ温度感を失って、なにもない綺麗な風になる瞬間、だと思ってるんです。

どうしてこう、上手く言えないんだろう、って思うんですけど、そういう感じです。

春って花の匂いが混ざった、「おひさまのにおい!」みたいな風が吹くじゃないですか。

冬になったらツンとした、真っ白でどことなく張り詰めた風が吹くなあ、って思ってるんです。

透明の風には本当に色を感じないし質感を感じないんです。すごく、サラサラしてるんです。

 

 わたしは、透明の風が吹くこの時期が一番好きです。「この夏も色々発見したなあ、目まぐるしかったなあ。もう終わっちゃうのか。」って感じて切なくなるからです。エモい。。。

夏の終わりって切ないなあ、って思いつつ、夏の出来事を思い浮かべては、整理して、自分の心に留めておく、というのが、わたしのこの時期の楽しみ方なんです。

 

もしよかったら、サザンオールスターズの「I AM YOUR SINGER」と、銀杏BOYZの「夢で逢えたら」を聴いてみてください。わたしがこの時期に聴く中で特に大好きな曲です。

 

この夏は、本当に迷走していたなあと思います。

見えるものばかりを追いかけて、見えないものに意識を傾けることが出来なかったからです。

「もっと見えないものを見つけようね。そうすれば、本当に大切なものに対する意識が磨かれていくから。」と、父と晩酌をしていた時に言われました。

 

この夏は、本当に色々なことがありました。「自分にしか出来ない経験」とかそんな事もなく、「誰もが絶対する経験」が多かったなって。

こういう時だからこそ、一度心をを空っぽにしてこの夏を振り返って、咀嚼して、「2度と戻らない大切なハタチの夏」として自分の中にしまい込もうと思っています。そして、リセットしようって。

 

見えないものだからこそ、透明の風、というのはすごく説明が難しいなって思いました。でもそんなに容易く言葉に置き換えたくない気持ちもあります。

 

透明の風は、夕方ごろに吹き始めると思います。

 ちょっと手をとめて、黄昏てみるの、いいですよ。

 

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昨日は、道頓堀でも透明の風を観測しました。

 

「それわかる!」とか、「これどう思う?」とか、「長い」とか、思ったことがあれば、ぜひ教えてください!最後まで読んでくださって、ありがとうございます!

アンナスズキの家出白書

この夏、家出した。40日ほど。

初めての反抗期だった。(周りにそう言われた)

理由はわたしが新しく始めたバイトに、母がブチ切れたから。そりゃ母親からしたら1番娘にやって欲しくない仕事なのは重々承知なわけで。(ちなみに父は何も言わずに賛成してくれた。男の中の男。)

「あんたの顔見たないわ!」と電話口で怒鳴られ、家出決行。

 

中崎町はとても住みやすい町だった。

美味しいコロッケ屋さん、昔ながらのお安い銭湯、鈴木杏奈的エモさ抜群のスナック、うちの近所にはない商店街も魅力的だった。

SNSではカフェ巡りが盛んな一方で、この町はどことなく懐かしい感じも残していて、わたしはすごく好き。

 

立地も抜群。

映像制作の関係で、京都に取材に行く事が多かったのだが、天神橋筋六丁目駅まで歩いてすぐだし、

バイト先も、自転車で30分で行ける距離だから、終電をあまり気にせずに働けた。

もちろん学校も、毎日行っていた。

 

何より好きだったのは、家出先としてお世話になった場所。

20歳の男2人が自ら物件の内装を壊して、ゼロから手作りしてBARとゲストハウス(ゲストハウスはもうすぐオープン)をオープンした。シェアハウスのような部分も出来るかも、らしい。

家出していた40日間はそこで匿ってもらっていた。

2人のことがすごく好きだし、その空間ももっと好きで、憧れで、楽しかったけど、それはわたしの気持ちなだけで、お店側にとっては本当に邪魔だった、と思う。全然気づけなかったけど。

話聞いてくれたり、大切な事を教えてくれたり、やっぱり2人が大好き、あの空気感が大好き。

 

あれ?これ普通の中崎町レビューになってない?

 

きっとひとつのブログ記事には収まらないので、何回かにわたって、家出の報告をしていきたい。

今日は家出した場所について書いたけれど、またお楽しみ。

 

家出でお世話になりまくった、Uvillageについて。

Uvillageとは、地下鉄谷町線 中崎町駅から徒歩5秒のところにある「BARとゲストハウス」

『都会村』(Urban+Village)をコンセプトに作られた、秘密基地のような場所で、オーナーの2人はとっても魅力的。

ゆうとくんは、わたしが通っていた高校の先輩で、(高校時代に接触したことはない) 立ち仕事からくる疲れをほぐすのは私だった。ゆうとくんの脚に肘鉄を決め込んでいるのはわたし。

ルーキーは、ゆうとくんの相方。1年と少し前に知り合ったばかりだけれど、もう5年以上知ってるみたい。金髪のもじゃもじゃ、無人島に行ってから日焼けが凄くなった。神奈川出身の彼の標準語、思いっきりうつった。

Uvillageの事をもっと知ってほしいから、みんなに来てほしいなって思うし、2人とも本当に面白くて憧れだから、是非会いに来てほしいなって。

詳細は以下に

 

BAR&GUESTHOUSE 「Uvillage」

住所:大阪市北区中崎1-6-15(地下鉄谷町線 中崎町駅1番出口すぐ  松屋の上)

Twitter: @

Instagram:@uvillage415 

Facebook:セキュリティチェックが必要です

 

みんなに来てほしい。ほんとに。

 

「それわかる!」とか、「これどう思う?」とか、「長い」とか、思ったことがあれば、ぜひ教えてください!

 

 

 

雲を食べたことはあるか

古代エジプトの人達は、太陽が出てくるちょっと前に空にシリウスが浮かぶ頃、「あ、ナイル川氾濫する時期だね、豊作豊作」ってなっていたらしい。

それと同じくらい、私にとって空は身近で大切なもの。あと、エモい。

f:id:anzu_share:20170828010727j:image(わたしの大学の空と雲↑)

 

雲を食べたことはあるだろうか。

わたしは5歳の頃、食べた。

 

「ピーマンってなんで緑色なの?」「アサガオの葉の裏ってなんでサクサクって音がするの?」「まだ朝?もう昼じゃないの?昼は何?」

小さい頃から「なんで?」が多い子だった。普通そんな事子供に聞かれたら、イラっとすると思うのだが、わたしの親は全て教えてくれた。

そんなリトル鈴木杏奈が、ある日抱いた「なんで?」がある。それが、

「雲って、美味しいの?」

白くてフワフワしていて、甘そうで、綿あめみたい。って考えた事がある人は多いと思う。

そんな時、父はすぐに答えを教えてくれた。

「食べに行こうか」

岐阜県の乗鞍まで旅に出た。「上高地」とも言われている。北アルプスの山々が連なっていて、景色は美しく、空気も美味しい。

雲を食べるにはうってつけの場所。

上高地は素敵な場所。ていうか虫が多かった。顔に蜘蛛が落ちてきたんだけど。

食べたいものはそれではない。

上高地でのトレッキングを楽しんだ後は、いよいよ雲を食べるドライブをすることに。

車(当時はデリカ)は乗鞍スカイラインをぐんぐん登っていく。昔からドライブが好きだったし、今も車や電車から見る景色が好きなのは、これのおかげ。

そうしているうちに、すごく高いところまで来た。外は真っ白。風が吹きまくっている。

「降りるで!」

「はーい!」と返事しながら車を降りると、父が肩車をしてくれた。

 

いや、風が顔に当たりまくってるんですけど。

 

「口をあけろーーーー!!!!」

 

父の威勢のいい声に次いで、わたしは大きく口を開けた。

空気が、水蒸気が、思ったよりも透明な何かが、口の中に勢いよく入ってきた。

 

両親は昔から、経験をもって学ばせてくれる人達で、わたしが人よりも好奇心が旺盛で、目がキラキラしてしまいがちなのは、その賜物なのである。

少し危ない事をしようとしても、「やってみろ」って言ってくれる。きっとドキドキしてるはずなのに。

 

そんな危なっかしいわたしも、もうハタチ。

 

そういえば最近、「なんで?」が減ったように思う。

「なんで?」が浮かばないのだ。

年をとるにつれて、「なんで?」の対象が減ってしまう、とかそういう訳じゃなくて、純粋に、考える事をやめてしまっているからだと思う。

もう一度、雲を食べに行こうと思っている。今度は自分の足で。

「なんで?」を探しにいかないと、何も始まらないし、もう「なんで?」を与えてもらえるような立場でもない。

 

雲を食べて以来、空が好きになった。

ピンク色の夕焼け雲を見つけたら「春だなあ」って思うし、真っ青な空と入道雲を見つけたら「夏だなあ」って思うし、空が高くてうろこ雲を見つけたら「秋だなあ」って思うし、くすんだ色をした雲を見つけたら「冬だなあ」って思う。

今いちばん好きなのは、ひこうき雲

あれだけはまっすぐで、裏切らない。どことなく安心する。ひこうき雲が綺麗に見える場所が、好き。

わたしの「なんで?」は宝物。

緑色のピーマンを家で育てた事で、ピーマンを美味しく食べられるようになった。

アサガオの葉の裏のサクサクは、小学校の夏休みの観察日記に花マルをもたらした。

お休みの日は、お昼の散歩をするのが好きになった。

甘くてフワフワで、ずっと忘れない、

 

あの時食べた雲は、

美味しかった。

 

 

「それわかる!」とか、「これどう思う?」とか、「長い」とか、思ったことがあれば、ぜ教えてください

ブログのはじめ

鈴木 杏奈です。「芸能人みたいな名前だよね」ってよく言われます。

 

ブログを始めてみました。今日から。

 

20歳になってから、お酒を飲むようになったり、新しいバイトを始めてみたり、色んな「初めて」を経験する事が多くなりました。

わたしの20代の目標は「自分をアーカイブすること」。だから、少しずつ、書き留めて行こうかなって。

 

普段はよく写真を撮るけれど、文章を書くことを忘れたくなくて。

 

「こんなのいいよね」とか「今日見た不思議な出来事がさ〜」とか、「最近これ見て○○って思うの」とか、

そういう事、書いていこうと思ってます。

 

「わかる!」とか「これについてはどう思う?」とか、コメントをいただけるように、書いていきたい。

だってその方がアレじゃん、双方的じゃん。

 

ゆるく、ざっくり、よろしくお願いします。