ていうか銭湯が好き
銭湯が好き、ていうか公衆浴場が好き。
(これは心斎橋、あかし湯。3時半まで開いてるよ。)
暖簾をくぐれば別世界。
そこに流れている時間、来た人たちのコミュニケーション、そして「またね、おやすみ」の挨拶。
これが好き。
好きになったきっかけは、大分の別府というところで100円の銭湯を巡ったことだと思う。
超おんせん県の大分の人たちにとってのお風呂といえば、お家のお風呂もだけど、銭湯通いの人たちが多い。
そんな銭湯では、師匠達(常連さん)に出会うことができる。まあそんな感じで。
師匠達の銭湯での過ごし方は実にスムーズで美しい。もう、流れるような所作なのだ。
出しているお湯は必要最小限、そして後ろの人に飛び散らない。
冷たい水風呂に溶け込むように入っていく。(わたしにはできない)
あとひとつベテランの師匠の場合は、銭湯のロッカーにお風呂道具を預けていて、ほとんど手ぶらでくるのだ。
まだまだあるけど。
どれも当たり前の事なのだろうけど、いいなあって思う。
そして親愛なる我が師匠たちにとって銭湯は、お風呂のためだけのものではない。
「あの人元気かな」
「最近来てないよね」
「今日は寒かったね」
ご近所さんと体を洗いながら、近況報告をしているらしい。肩の力抜いて、たわいの無い事話して、そうして「じゃ、またね」と言って帰っていくわけである。
きっとこれは、「狭すぎず、広すぎず」な空間を持つ銭湯ならではのものだと思う。
いくつになっても人とのコミュニケーションを忘れたくないし、銭湯みたいな場所がもっとあってもいいと思う。
ご近所さんとの交流は、薄くなくてもっと濃くてもいいと思う。
「寒くなってきたね、銭湯いこうよ」みたいな会話がもっとあってもいいと思う。
暖簾をくぐれば別世界。
銭湯シーズンは終わらない。
(これは西成、萬盛湯。露天風呂が良い。)
「それわかる!」とか、「これどう思う?」とか、「長い」とか、思ったことがあれば、ぜひ教えてください!最後まで読んでくださって、ありがとうございます!